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TECHNICAL DIRECTOR'S MESSAGE技術本部長メッセージ

代表取締役専務・技術本部長山森 誠司
技術本部のミッションについて
教えてください。
通信は、今では社会のあらゆるところで使われており、公共性の高いインフラとして電気やガス、水道と並んで今や生活になくてはならないものとなっています。技術本部のミッションはお客様がいつでもどこでも快適に24時間365日通信をお使い頂けるようネットワークを構築し安定的に運用することです。
具体的には、お客様の携帯電話をつなぐための携帯基地局の設置場所や電波の種類の設計を行い、基地局建設、インターネットへの接続を行うため県内に設置された2つのネットワークセンターを構築運用し、お客様にいつも安心してご利用いただけるよう守っていく業務になります。
また目覚ましく技術革新を遂げる通信業界の中で、常に最先端の技術導入を検討し、新たなサービスに対応できるよう通信ネットワークを構築し成長させることが大きなミッションであると考えております。
これまでに手がけた業務で、
印象に残っていることは?
当社の通信サービスにおいては、本土へとつながるネットワークについては当初KDDIが所有する2本の海底ケーブルを使用していましたが、どちらも太平洋側(東側)に敷設された海底ケーブルを利用しておりました。この場合将来高い確率で発生すると言われている南海トラフ地震のような大規模地震が発生した際は、津波により海底ケーブルが切れて通信が途絶してしまうリスクがありました。そこで、本島の西側にもう一本、最新技術を用いて5Gや6Gなど次世代の高速・大容量通信にも対応可能な新たな光ケーブルを、沖縄県(名護市)~鹿児島(日置市)間に3年前(2020年4月開業)に構築しました。
この東シナ海側を通る「西ルート」は、2019年からおよそ1年半をかけて全長約780km、最深部は約1200mを通るルートで構築しましたが、比較的地震の影響などを受けない安定的なルートです。
このような海底ケーブルを敷設するような工事は頻繁にあるわけではなく、10年に一度あるか無いかの大プロジェクトです。そこで私は若手社員にも経験を積ませたいと思い実際に建設を行う親会社のKDDIの建設部隊の構築作業に若手を積極的に参加させることにしました。このことは最新の建設技術を学ぶのにとてもいい機会になったと考えております。

実は現在もこれに次ぐプロジェクトとして、沖縄本島と石垣島、宮古島と久米島を結ぶ光海底ケーブル敷設を手がけています。このケーブルは2023年度夏には完成する予定ですが、これが完成すると沖縄県の主要離島である3島が大容量の光ケーブルで本島とつながることになり、主要離島エリアにも5Gのネットワークを構築できるようになります。この2つのプロジェクトは沖縄セルラーが沖縄県民のみな様により良い通信環境を構築するために大きく貢献できるものと考えております。

このように沖縄セルラーは沖縄県県民のみな様にお役に立てるよう常に考え行動しており、社内でもさまざまな機会を通じて社員の「やりたい!」を受け入れ、会社からもチャンスを与えられるように考える会社だと思います。
山森本部長が仕事をする上で、
大事にしていることは何ですか?
30年以上、通信の仕事に関わっていますが、自分で計画設計した基地局やネットワークやサービスのことは今でもよく覚えています。手がけたものが誰かの役に立っていると感じられることはとても感慨深いものがありつくづく通信の仕事に携わっていてよかったと感じます。
しかしその成果を出すことは決して簡単ではなくいつもうまくいくとは限りません。時には失敗もしますし予定通りにできないことも多くあります。でもうまくいかないからといっても諦めるのではなく、失敗の原因をさぐりうまくいくための手立てを諦めずに考え粘り強く努力することが大事だと思います。
仕事の大半は自分ひとりが頑張っても実現できることはそんなに多くはありません。常に周囲の人の力を借りることがうまくいく秘訣だと私は思っています。
「情けは人のためならず」という言葉がありますが、私はこの言葉が大好きで常に何を周囲の人にしてあげられるかを考えるように行動するようにしています。そうすることにより自分が困ったときや行き詰ったときには周囲の人が助けてくれることが多々あります。
まさに他人にしてあげたことが自分に良くなって返ってくる、そういうものだと考えて行動するようにしています。

また苦しい時ほど明るい笑顔を忘れないということも大事ではないでしょうか。
苦しみはいつまでも続きません。いつかきっと頑張ったことが報われうまくいく時が必ずやってくるという前向きな考え方で行動することが大事です。それにより後ろ向きに考え委縮するよりは必ずいい結果が残ると思います。

「明るく、諦めず、前向きに考え行動する」これが私がいつも心がけていることです。
最も共感している
「沖縄セルラーフィロソフィ」を
教えてください。
心に残る言葉がたくさん綴られているのですが、コアバリューという項目の中に「いい仕事、いい人生にしよう」とあります。いい仕事ができれば、喜びにつながります。それが、いい人生につながると思いますね。
それからフィロソフィにある「自らが燃える」ということも私自身心がけています。自分が熱く燃えないと、周りがついてきてくれませんし、良い結果も生み出せません。常に自らが自燃の人になって先頭に立っていくことが私の理想です。
沖縄セルラーが
求めている人財像は?
繰り返しになりますが技術本部の役割は、安定した通信サービスを提供することです。障害が発生した場合は、早急に復旧し、お客様に安心してもらいたい。
その根底にあるのは「沖縄のために尽くす」という思いです。「沖縄を通信で支え、沖縄の発展に貢献する」。そんな思いを持って私たちと一緒にチャレンジしたいと考えてくれる人に、当社へ来て頂きたいと思っています。

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