当社は、通信事業者として、公共性の高いサービスを社会に提供しています。事業活動を進めるにあたり、多くの部署があり、各部署で多岐に渡る業務があります。各部署が互いに力を合わせながら日々業務に取組んでいます。
参照:総務省動画チャンネル
通信事業者とは、一般に固定電話や携帯電話等の電気通信サービスを提供する会社の総称です。「音声やデータを運ぶ」というところから通信キャリア(または単にキャリア)と呼ばれることもあります。携帯電話専業の会社については携帯会社と呼ぶことが多いです。
総合通信事業者とは、携帯電話の移動(無線)通信サービスと電話回線やひかりインターネット等の固定(有線)通信サービスの両方を提供していることを意味します。
総合通信サービスを展開することにより、いろいろなコンテンツやサービスを、いつでもどこでも、最適なネットワークで、好みのデバイスを使ってユーザーが利用できる通信環境の提供を実現しています。
当社は、1991年6月1日に設立され、開業に向けて基地局の建設や代理店ネットワークの構築を行い、1992年10月20日の午前0時に交換機のスイッチが押され、全国ネットワークの完成とともにサービスが開始しました。
当社は2019年現在、沖縄県内だけで、au携帯電話を繋げる為の基地局(アンテナ)を約700局設置し、沖縄本島を含む46の有人島(東西約1,000km、南北400km)において4G LTE 800MHzプラチナバンドで実人口カバー率※99%超というサービスエリアを提供しています。
2008年ごろからは、フィーチャー・フォン(いわゆるガラケー)という携帯電話から大きな進化を遂げ、スマートフォン、AppleWatchなどのウェアラブル端末やタブレットのマルチデバイスを取り扱い、“音声”だけなく、“データ”通信によるあらゆる付加価値の提案を実現できるまでに通信業界は進化しています。
※ 沖縄県を500m四方に区分したメッシュのうち、該当するメッシュにいる人口の割合。
当社は、2010年1月に沖縄通信ネットワーク(以下OTNet)を子会社化し、OTNetから光ファイバーインフラの提供を受け、ひかり高速インターネットサービス「auひかりちゅら」を開始しました。
「auひかりちゅら」の開始により、携帯電話に加え、固定電話、インターネット、ビデオオンデマンドなど、総合通信サービスを本格的に展開することとなります。2019年9月時点で、「auひかりちゅら」の累計回線数は10万回線を突破しています。
また、固定(有線)通信技術をauのお客さまだけでなく、来沖する観光客の利便性向上を目的に2016年7月1日よりFree Wi-Fi(サービス名称:Be.Okinawa)を約5,700スポット無料開放し、県推奨サービスとして広く利用されています。
当社は、「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること」を企業理念とし、沖縄唯一の総合通信事業者として、強靭で高品質な通信の維持に努めると同時に、さまざまな地元企業様、パートナー企業様とともに、成長してきました。世の中を取り巻く環境は大きな変革期にあり、「5G」 (第5世代移動通信システム)、IoT、AI、ビッグデータをはじめとした技術の進展で、多種多様な異業種間の連携が進んでいます。当社は、地元の企業様と協働して地域の課題解決のための新しいサービスを積極的に推進しています。その取組みを一部ご紹介します。
観光情報サイトの「沖縄CLIP」や沖縄特産品を紹介・販売するECサイト「沖縄CLIPマルシェ」を立ち上げ、地元在住のライターの皆様と沖縄の隠れた魅力を全国・全世界に発信することにより、沖縄県の観光振興及び特産品の販売を強力にサポートしています。また、アグリ事業では、南大東島をはじめ各離島へICT植物工場を建設し、島民の皆様に毎日、新鮮で無農薬の葉野菜を提供することを可能としました。ICT植物工場の室内はすべてセンサーでチェックされており、湿度、温度、水温、二酸化炭素(CO2) などのデータが、指定された時間に管理者へ通知されるなど通信を利用して、葉野菜にとって最適な成育環境を整えています。大宜味村ではICT工場によるイチゴの水耕栽培を開始し、安心・安全な県産イチゴ(美ら島ベリー)を沖縄の皆様にお届けできるようになり、ご好評をいただいています。そして、2020年度には香港や台湾などのアジア圏へ県産イチゴ(美ら島ベリー)の出荷を目指しています。
当社は、長寿県沖縄を取り戻す目的で2019年春にパートナー企業の協力のもと、ヘルスケア事業領域へ参入しました。うちなんちゅの健康をICTを活用してサポートすることで、沖縄県の抱える課題であるメタボリックシンドロームなどをはじめとする生活習慣病の改善を目指しています。具体的には、包括的ヘルスケアプラットフォームを構築し、簡単で継続的に活用できるうちなんちゅの為の健康サポートアプリ、並びに沖縄県内法人向け健康経営サービスを提供しています。また、うちなんちゅが医療機関を受診する際も、ヘルスケアプラットフォームを活用した、待ち時間解消などの各種サポートサービスを提供することで、利便性の向上を目指しています。
企業を経営していく上で重要なことは、良質な経営資源をどれだけ確保できるかだと言われています。「ヒト」や「モノ」、「カネ」など形のある資源だけでなく、「情報」という形のない資源の経済価値が高まり、重要視されるようになりました。県内にはIoT(モノのインターネット)、ICTを活用する企業が集積する拠点が不足しているという課題を解決すべく、那覇市旭橋駅前に都心型データセンターを併設するICT活用スマートビル(賃貸オフィスビル)プロジェクトを始動することを2018年4月に発表しました。
当ビルの構造は免震構造を採用し、データセンターの併設と厳重なセキュリティに加え、24時間365日の有人監視体制、高信頼のファシリティで沖縄から本土や世界へ情報や技術を発信するビルを目指しています。
今後さまざまな産業や地域経済にも活用が見込まれる次世代移動通信システム「5G」の普及に伴うトラフィック(ネットワーク上を移動する情報量)の増大や、南海トラフ地震をはじめ想定される大規模災害への対応を見据え、既存の沖縄九州間の海底ケーブル太平洋ルート(2本)に加え、新たに東シナ海ルートの「沖縄~九州海底ケーブル」の建設を行い、2020年度にはサービスの提供を開始します。
個人のお客さまに「選ばれるau」になるために。
個人のお客さまへ向けたCMなどの広告宣伝、auショップの戦略展開、自社の商品販売など、幅広い分野に取り組んでいます。
法人のお客さまの課題解決を。
自社の商品やサービスで法人のお客さまの課題を解決する仕事です。お客さまの抱える課題を解決する為に情報収集力・分析力・提案力が大切です。
沖縄県内の法人様向けにDXの推進を取り組んでおります。ソリューション営業部全体の方針や営業施策などの立案をおこなっています。さらに、お客様とのエンゲージメントを強化する取り組みにも注力しています。
お客さまの声を大切に。
お問い合わせを通して、お客さまや販売店とのコミュニケーションを行い、お客さま満足度向上に取り組んでいます。
企画する楽しさが強み。
新しい端末やサービスを販売するための企画立案、auショップや代理店の販売実績の管理や出店計画などを行います。
技術力でこの島をつなぐ。
目覚ましい技術革新を遂げる通信業界で、最先端の技術をいち早く導入し、より快適な通信環境をつくります。
計画に基づく、基地局建設を実施する際に必要となる基地局向けの伝送路構築とサービス提供に向けた免許取得に係る免許申請を行っています。
伝送路構築では、回線提供事業者へ依頼し回線提供頂くこととセンター設備と基地局設備間を繋ぐためのデータ作成及びデータ設定を行っています。
また、免許申請については基地局建設箇所の設計図面を基に、申請資料を作成し免許申請を行っています。
24時間365日守り続けるというプライド。
ミッションは「当たり前に繋がる通信環境」を“守る”こと。公共性の高い“通信インフラ”は、絶対に途切れさせてはいけません。
「企業価値の向上」を目指します。
長期的・組織横断的かつ専門的な視点から、企業経営に必要な経営資源(人・物・金・情報)の最適な資源配分を導き出し、事業部門を支援し、経営を補佐する部門です。