PROJECT STORY プロジェクトストーリー

03「沖縄~九州海底ケーブル」建設

MEMBERメンバー
2020年4月に運用を開始した沖縄~九州海底ケーブルは、災害時における通信被害のリスク回避と5Gの普及に伴う大容量通信を可能にするため、沖縄セルラーが建設した新しいルートです。KDDIから当社に出向しこのプロジェクトの指揮をとった運用管理部の山岸勝氏は、異例ずくめの難事業だったと当時を振り返ります。
「沖縄セルラーのようなモバイル通信事業が中心の会社が海底ケーブルを持つというのは前例がないので、プロジェクトに任命されたときは本当に驚きました。経験もノウハウもない会社でどう構築すればいいのかという不安、しかも工期が通常の約半分の1年半しかないという焦り。相当なプレッシャーでしたよ」。

これまで当社の通信サービスはKDDIが所有する2本の海底ケーブルを使用していましたが、どちらも宮崎県から出ている太平洋側を通る「東ルート」です。万が一、南海トラフ地震など太平洋側で災害が起きた場合、ケーブルが2本とも損傷し沖縄の通信が絶たれる可能性があるというリスクを抱えていました。さらに5Gに対応する容量増大という課題もあり、災害対策と次世代の高速・大容量通信を目的とした、東シナ海側を通る「西ルート」の建設に踏み切ったのです。

鹿児島県日置市から名護市を結ぶ全長約780km、最深部は約1200mとなる海底ルートの大事業です。
山岸氏とともに中心メンバーとしてプロジェクトを遂行した運用管理部の嶋谷光裕部長は、改めて組織力を実感したといいます。「KDDIの協力のもと、多くの関連企業やパートナー企業とともに取り組んだのですが、海底ケーブルの製作、海底ケーブルを陸上ネットワークにつなげる陸揚げ局の建設、海底の設置作業などの各工程を同時に進行し統括するのが私たちの仕事でした。
当社にとって初めての領域なので分からないことばかりでしたが、『できない』ことも『やるためにはどうしたらいいか』を考えて前に進む。そういう土壌がある会社なので、他部署にも協力してもらい一枚岩となって取り組めました」。

次世代を育成するため、若手代表として入社2年目だった技術企画部の保坂涼太もプロジェクトメンバーに加えました。
「貴重なキャリアを積むことができたので、僕はとてもラッキーでした。現場の進行を調整したり、必要書類を作成して法的手続きを進めたり。通常業務では経験できないことをたくさん学びました」。

山岸氏にプロジェクトを通して感じた当社の印象を聞くと、次のようなに答えてくれました。
「首都圏の大企業に比べると、いい意味でコンパクトにできている。組織階層が少ないので意思の決定から実践までが速く、経営陣の考えと現場の意見を必ずミックスして決定しているのがいいですね。そして、やらない理屈を探すより、やる手段を考える集団。実行力とパワーがある会社です」。
嶋谷部長は「世代やキャリアの枠を超えて一緒に仕事ができること、誰にでも大きなプロジェクトの一員になるチャンスがあることが、当社の強みであり面白みでもある」と言います。
実際に保坂は「会社や先輩方が新人のキャリア形成をしっかり考えてくれているのでありがたいです。プロジェクト進行中は目の前の仕事で精いっぱいでしたが、振り返ってみるとあのときの頑張りが今につながっているんだなと思います」と、今回のプロジェクトで自身の成長を感じられたようです。

大きなプロジェクトや重要なプロジェクトは新人を育成する機会なので、チャレンジを受け入れるだけでなく、こちらからもチャンスを与える。
沖縄セルラーは、そういう考えが根付いている会社です。

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