CROSS TALK クロストーク

05理系出身技術職社員

技術本部 技術企画部 設備計画グループ高良 央 (グループリーダー)
沖縄セルラーに入社した決め手
「琉球大学の工学部に在籍していたので、就職活動中はビールメーカーや電力会社など、技術職がありそうな会社を中心に受けていました。当時の沖縄セルラーは知名度が低かったのですが、合同企業説明会で話を聞いて、通信事業は今後さらに情報化が進む社会の中で、とても大事な仕事だろうという印象を受けました。また、当時から沖縄セルラーは「地元に全力」という言葉を掲げていたこともあり、私自身も社会に出て働くなら沖縄の経済発展に貢献できるような仕事をしたいと思っていたので、沖縄セルラーに入社を決意しました。社員数が当時100名くらいにも関わらず、これほど沖縄にとってインパクトのある仕事ができるというのも魅力でした。
沖縄セルラーの
技術職社員の仕事内容
入社初日から東京にある親会社のKDDIで3ヵ月の研修を経て、4ヵ月目からはKDDIに出向し、「4G LTE」という当時最新の通信技術を世の中に広めていく仕事に携わりました。3年目には沖縄セルラーへ戻り、様々な業務を経験しました。
沖縄セルラーの技術職は一般のエンジニアの仕事とは全然違って、どちらかというと“ルールづくり”の意味合いが大きいと思います。以前であればLTE、今だと5Gというように、これから世の中で使われる新しい技術が、社会インフラになる上でのルールを考えるのが役割です。基地局を作ることや、お客様が使用する中で発生しそうなエラーやトラブルも考慮し、関係各署と協議を行いながら、細かく運用ルールを作り上げていきます。さらに、台風が襲来してもケータイが使えるように日々取り組んでいます。また、通信速度の高速化や、いつでもどこでも24時間365日切れないような質の高いエリアを作り上げて、実装していくこと。そういう通信インフラを整備していくことが、僕たちの仕事になります。
今までの経験の中で
最も印象に残っている仕事
どこでも、誰とでも繋がる環境を提供することが技術者の使命ですが、特に印象に残っているのが、光回線の通信速度を上げるという業務です。光回線の通信速度を100Mbpsから10倍の速度である1Gbpsに引き上げるという仕事に携わりました。当時の感覚でいうと1Gbpsってすごい数値だったので、本当にこんな速度に引き上げられるんだろうかと思いました。最初に実験として沖縄セルラー本社ビルに敷設している光回線の通信速度を上げて測定しました。日中は社員が携帯電話やパソコンを使っているので、切り替え作業を行ったのは夜中の2時。切り替えた瞬間、通信速度がどんどん上がっていくのを見て、新しい技術が世の中に飛び出していく瞬間を体感しました。あの経験は、言葉にし難いほどの喜びでしたね。
沖縄セルラーの
技術職社員として働く魅力
通信キャリア(KDDI/沖縄セルラー、docomo、SoftBank、楽天モバイル)の中でも沖縄セルラーの面白いところは、沖縄に本社を構えているという点にあると思います。
通信事業全体の基本方針を決めるのはもちろんKDDIですが、沖縄での運用は私たちに任されている部分が多くあります。それがどう沖縄セルラーの面白さに繋がるかというと、例えば全国規模だと、新しい技術は東名阪や都市部などから順に展開されるのが通常です。しかし沖縄は、当社が本社として構えているので、沖縄セルラーの社員でエリア整備計画の方針を決めることが出来るのです。
僕にとってこの仕事のやりがいは、自分たちが考えたルールで社会にインフラが広がっていくということに尽きると思っています。沖縄中どこでも電波が入り、サービスを受けられる人が増え、貢献できる範囲が広がっていくというところが何よりも喜びです。責任も大きくプレッシャーを感じることもありますが、それくらい大きなことを仕事にできるというのは、とても面白いことなんじゃないかと思います。
「沖縄のため」に沖縄全域を網羅するように計画を立ててエリア構築を行うことができることが魅力の一つです。

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